登山用具 科学の力

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我々が、安全に登山できるのは「ほとんど」科学のおかげである。

ゴアテックスの雨具があるから、私たちは凍えずに済む。科学的に設計された登山靴のおかげで、足は守られる。GPSがあるから、道迷いもしない。火を使いたければ、携帯ガスコンロがある。

ほとんど、1から10まで、テクノロジーのおかげで、安全に登山できるのだ。これは紛れもない事実だ。

昔は重い装備、木綿の服、水の滲みてくる雨具や靴で命がけで登山していた。

その前は、藁靴、藁の蓑、ヒノキがさをかぶり、白装束で登山していた。

当然、いのちがけの登山で、命を落とした人も数え切れないほどいるのだ。

そんな「科学の力」に対して、どうして批判的な態度を取れるだろうか?

今までいけなかった場所に行けるようになったのは、ほぼ100%、科学の恩恵だと言える。

自然を観察に行く余暇が出来たのも、社会科学や政治学、その他いろいろな科学のおかげだと言えるのだ。

特に遭難しそうになった時、科学のありがたさを身にしみて感じるのだ。

昔に回帰したり、古いものの方が良かった、とか主張する人たちは、一体何を考えているのか、と思うのだ。現代人が昔の生活に戻れるわけが無い。

人間は、そして人間社会は決して後戻りできない。古いものは、改良されて消え去っていく。

「昔の方が良かった」と真顔で語る人には全面的に賛同できない。それがどんな偉い人でも、私は賛同できない。そんなことを言う人は、現実の世界を真剣に生きていない人だとおもう。

「古き良き時代」というが、それがいかなる時代であったか、登山をすると身にしみて実感できるのだ。

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