雪山は怖い

この間、雪山でホワイトアウトを経験してから、ちょっと雪山に対する認識を改めた。

雪山で遭うホワイトアウトは、標高の低い場所で遭うホワイトアウトとは質がまったく違う。

まず、周り中が「真っ白で何も見えない」ということ。雪が降っていると、ガスも同時に発生していることが多く、ほとんど「空中に浮かんでいる」感覚だ。1m先も見えない。目隠しされているのと同じだと考えてもらいたい。

こうなってくると、少し降雪が収まることすら、待っていられない。一刻も速くそこから離れる必要がある。足元のトレースが消える前に、見えているうちに、戻るしかない。

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戻っている間にも、自分のトレースはどんどん消えていく。とても恐ろしい感覚だ。麓のほうに降りてくれば、多少雪の勢いは弱くなっている場合が多い。しかし、新雪は表層雪崩の危険もはらむ。

すべて「いちかばちか」行動である。Exif_JPEG_PICTURE

春先は天気が読みにくく、天気予報も外れることがある。いかに時間がないからといって、こういう時に「無理は決してしてはいけない」ということを身にしみて感じた。

一番頼りになる情報は「天気図」である。たとえ晴れの予報が出ていても、強い低気圧が北海道付近で発達していて、寒気が流れ込んでいるときは、山は雪が降っている。

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幸い遭難することなく下山できたが、もしも下山できなかったら?

雪崩に巻き込まれていたら?

そう思うと、身が引き締まる。1500m程度の低山でもこんな目に会うことがある。やはり山では何が起こってもおかしくないので、常に緊張の糸を緩めてはいけないのだなと痛感した。
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