人工のもの

 

Exif_JPEG_PICTURE人間がその知識を駆使して作り上げたものは、自然の造形と比較して感動が少ない。もちろん自然に直接対峙するから、自然の造形を見ようとすれば、それなりに危険は覚悟しなければならない。

自然は人間が作った「安全な」環境ではないから、人間の都合の良いようには出来ていない。

だからそこへ行くときは、命の危険を感じながら行く。

自然の息吹を直接感じる時、その環境と相まって、何とも言えない至福の瞬間を味わう。

人間はずっと大昔から、自然と戦って生きていた。

それなのに、なぜそんな「敵」の所へ君は行くのか?そういう声が聞こえてきそうだが、僕は最近人間の作った安全な環境の中では、本当に「美しい」とか「感激する」とは、心の底から思えなくなってきたのだから仕方ない。

年をとったのだろうか?人間の作ったものはたいてい見て来た。

本当に感動するのは、一切の人為を離れた世界だと思ってしまうのだ。

人間が苦労して管理している社会、その外側は僕らの生きて行けない世界だということは分かっている。しかし、昔の人はそこと直接接しながら、生きて来た。

僕のDNAの中に、そういう記憶がずっと残っていて、こんなにも僕を山に向かわせるのかもしれない。

 

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